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「今、いい感じかも」が教えてくれる、ウェルビーイングな働き方。編集部みんなで『ソラミドWell-being』診断を受けてみた

“自然体で、よりよく働く”って、どんな状態だろう?

ソラミドmadoでは、そんな問いを大切にしながら、働き方や生き方にまつわる情報をお届けしています。今回のテーマは「ウェルビーイング」。最近よく耳にする言葉で、WHO憲章では「肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが 満たされた状態」と訳されたり、厚生労働省によって「個人の権利や自己実現が保証され、身体的、精神的、社会的に良好な状態にあること」と表現されたりしています。でも、自分にとっての心地よさや健やかさと聞かれると、案外うまく答えられないものかもしれません。

そこで今回は、ソラミドmado編集部メンバーの4名が、働く人のウェルビーイング度(ポジティブな状態)とイルビーイング度(ネガティブな状態)を無料で診断できるサービス『ソラミドWell-being』を体験してみることに。それぞれの結果をもとに、“自分らしく働くこと”について語り合いました。

ソラミドWell-beingとは

はたらく上でのポジティブな状態を「ウェルビーイング」、ネガティブな状態を「イルビーイング」として、それぞれ7つずつの要素で、現在のあなたの「ウェルビーングな状態/イルビーイングな状態」を測定します。株式会社スカイベイビーズ(ソラミドmado運営会社)と、「幸福学」研究の第一人者である慶應義塾大学大学院 教授の前野隆司氏と共同研究により実現したもので、従来型のヒエラルキー組織ではなく、次世代の自由でフラットな組織に属する人も診断ができるサーベイです。

診断結果では、現在の状態がわかるだけでなく、「満たされている要素」や「改善していきたい要素」なども確認することができます。

診断結果から、よりウェルビーイングな状態を実現するためのヒントが見つかるかもしれません。

https://well-being.soramido.com

今回参加したメンバー

診断を体験した4名

佐藤純平
ソラミドmado編集部

ああでもない、こうでもないと悩みがちなライター。ライフコーチとしても活動中。猫背を直したい。
Twitter: https://twitter.com/junpeissu

飯塚麻美
ソラミドmado編集部

フォトグラファー / ディレクター。東京と岩手を拠点にフリーランスで活動。1996年生まれ、神奈川県出身。旅・暮らし・人物撮影を得意分野とする。2022年よりスカイベイビーズに参加。
https://asamiiizuka.com/

笹沼杏佳
ソラミドmado編集部

大学在学中より雑誌制作やメディア運営、ブランドPRなどを手がける企業で勤務したのち、2017年からフリーランスとして活動。ウェブや雑誌、書籍、企業オウンドメディアなどでジャンルを問わず執筆。2020年からは株式会社スカイベイビーズにも所属。

上野彩希
ソラミドmado編集部

岡山出身。大学卒業後、SE、ホテルマンを経て、2021年からフリーランスのライターに。ジャンルは、パートナーシップ、生き方、働き方、子育てなど。趣味は、カフェ巡りと散歩。一児の母でもあり、現在働き方を模索中。

X:https://x.com/sakiueno1225

聞き手・執筆

貝津美里

生き方を伝えるライター
世代・年齢・性別・国内外問わず人の「生き方」を聴き「名刺代わり」となる文章を紡ぎます。主な執筆テーマは、生き方/働き方/地域。人と人、人と想い、想いと想いを「結ぶ」書き手でありたい。
プロフィール:https://lit.link/misatonoikikata

そもそも、自分にとってのウェルビーイングって?

貝津

まずみなさんにとって「ウェルビーイングな状態」ってどんなイメージですか?

笹沼

私は「心と身体が平穏であること」がウェルビーイングだなと思います。落ち着いていて、波風が立っていない感じ。逆に不安や焦りから心がざわざわしたり、何かに追い立てられるような状態が続くと、あまり居心地がよくないなと感じます。

佐藤

僕は「なんか今、いい感じだな」という感覚を大事にしています。ドキドキ・ワクワクするよりも、穏やかで落ち着いている状態。例えば、天気のいい日に散歩をしながらつい鼻歌を歌っちゃうような。ああいうときが、自分にとってのウェルビーイングですね。

上野

私は落ち着いた状態に加えて、不安、焦り、怒りといった感情をコントロールできていることがウェルビーイングかなと感じます。ピンチのときでも、自分に「大丈夫!」と言ってあげられることが心の平穏につながるんですよね。

飯塚

私は「生きがい・働きがいを感じられているかどうか」がウェルビーイングな状態につながるなと思います。たとえば、1週間後や1ヶ月後に楽しみな予定(趣味や旅行など)が入っていたり、「この仕事は気合を入れて取り組もう!」「やりたかった案件に挑戦できる」といったチャレンジ精神を持って働けていると、日々が充実してきます。

貝津

仕事にワクワクできたり、日々に楽しみがあると、自然と前向きな気持ちになりますよね。

『ソラミドWell-being』診断を受けてみて感じたこと。数値で「自分の今」が見えるっておもしろい

↑質問の一部

貝津

それぞれのウェルビーイングを意識しながら『ソラミドWell-being』を体験してみて、特に印象に残ったことはありましたか?

笹沼

全52問の質問に答えていく中で、「周囲と信頼関係を築けていますか?」「自分らしさを遠慮せずに発揮できていますか?」といった問いが特に印象に残りました。振り返ってみると、確かに自分はメンバーとの関係性やチームワークをすごく大事にしているなと。

実際の診断結果でも「仲間・協働」(信頼関係を築きながら同じ目的に向かって切磋琢磨している状態)や、「承認・信頼」(関わる人から信頼され、評価されている状態)のスコアが高く出ていました。

↑ウェルビーイング、イルビーイングのどちらも7つの要素ごとに、スコアが表示される

笹沼

編集部メンバーは、家族の次くらいに自分らしさを出せる存在なので、改めて「安心できる環境で働けているんだな」と実感しましたね。

上野

私は2回目の診断だったんですが、前よりスコアが少し下がっていて。その原因として「オーバーワーク」が目立っていました。確かに、仕事のことを土日まで考えてしまったり、家族にちょっとイライラをぶつけてしまったりすることもあって…。

だけど、「自己価値認識」(自分の仕事の意義や位置付けを組織・社会的に理解し、主体的に動くことができている状態)のスコアは高かったんです。「自分の仕事に誇りを持っているか」っていう問いには、迷わず「はい」って答えられた。「この仕事、やっぱり合ってるんだな」と実感できて自信にもなりましたし嬉しかったです。

貝津

自分の感覚的にも、数値的にも、“この仕事が合っている”と思えるのは大きいですね。

飯塚

私は今回で3回目の診断だったんですが、海外に拠点を移したりと働き方が大きく変わったタイミングだったので、結果にも変化が出ていました。

時差のある海外からのリモートワークによってメンバーとのやりとりがどうしても減ってしまったのですが、それによって「貢献実感」が下がっていたりとか。一方で「不満・不服」の数値はずっと低いままで、働き方に変化はあれど「安心感を持って働けているんだな」と再確認できました。

上野

自分の状態がダイレクトに反映されるのも、面白いですよね。数値が低いからといってネガティブに捉えすぎず「今回はこうだったんだな」と客観視できるというか。

飯塚

そうなんです。私の場合は、“より良い状態”に近づくために、今後どんなコミュニケーションを取っていけばいいのかを考えるきっかけになりました。メンバーに対してもっと積極的にポジティブな声かけや、相手を褒めるコメントを意識できたらいいのかなと思っています。

佐藤

僕の場合は「自分で考えて動ける」「自分にとってプラスになることに取り組めている」ことがウェルビーイングにおいて重要な要素なんだなと認識できました。

一方レジリエンス(回復力)がすごく低くて(笑)。一度調子を崩すと、なかなか戻せないタイプかもな…って自覚できたのは大きいですね。今はいい状態だけど、落ちたときの備えもちゃんとしておきたいと思いました。

心の健康診断のように、自分とチームにとってのウェルビーイングを定期的に見直す

↑診断結果がレーダーチャートでも表示されるので、視覚的にも比較がしやすい

佐藤

僕は今回が3回目の診断だったのですが、回数を重ねるごとに少しずつ自分の「いい感じ」がどういう要素で構成されているのかが見えてきたように思います。というのも、最初に受けたときは、診断結果に対して正直「そうなのかなぁ」という曖昧な感触で、それが3回目にして納得感が増したような気がします。

飯塚

特に私たちはリモートワークが中心で、顔を合わせる機会が少ないからこそ、お互いのコンディションや特徴を知れることって、チームで働くうえでとても大事だなと思います。仕事のスタイルや暮らし方は時間とともに変わっていくものだし、その都度、自分の今の状態をチェックできるツールがあることは心強いです。

笹沼

ウェルビーイングって、どうしても主観的だったり、ちょっと抽象的に捉えがちなものだと思うんです。だからこそ、「いい感じかも」という状態を可視化することで、自分を客観的に見られるし、メンバーとも共有しやすくなる。そこが診断を受けるメリットのひとつかもしれないですね。

上野

あと個人的には、数値として「オーバーワークである」と知れて、「だから最近、疲れ気味なのかな」「これ以上無理しすぎるとますいかも」と冷静に分析できたのもよかったです。そのうえで、チームに「ちょっと仕事量調整したいかも」と共有するきっかけにもなるなと。

笹沼

一人で抱えがちな悩みこそ、こうして可視化されると周りもフォローに入りやすくなる気がしますね。

佐藤

僕も「オーバーワーク」の数値が高かったので、今回の座談会をきっかけに「自分だけが抱える課題ではないのかも」と視野が広がりました。もっと言うと社会にはオーバーワーク気味な人たちってたくさんいるんじゃないかなと思うんです。

貝津

たしかに。知らず知らずに働き詰めになってしまう人、多い気がします。

佐藤

僕自身も「休み方」がいまいちよくわかっていなくて。それによってリフレッシュできていないのかも、という自覚があります。今後、ソラミドmadoの企画でも「よりよく働くための、休み方」を特集してもいいかもしれないなぁ。

飯塚

ああ、それいいアイディアですね。

貝津

みなさんのお話を聞いていると、自分にとってのウェルビーイングな状態を知る・測ることは「心の健康診断」のような印象を受けました。身体の健康と同じで、定期的にチェックして、自分をちょっとずつ整えていく。そのプロセス自体が、自分とチームにとってのウェルビーイングにつながっていくのかもしれませんね。


心と体のバランスを整え自分らしく毎日を過ごすことは、誰にとっても大切。忙しさのなかで自分の状態に気づきにくくなってしまうこともありますが、ほんの少し立ち止まって見つめ直す時間が、よりよく生きるための新たな一歩へとつながります。
ソラミドWell-beingは、あなたの心と体の状態を可視化し、自分に合った働き方について考えるお手伝いをします。
あなたもぜひ、今の自分の働き方を見つめ直す診断を受けてみませんか?

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ソラミドmadoについて

ソラミドmado

ソラミドmadoは、自然体な生き方を考えるメディア。「自然体で、生きよう。」をコンセプトに、さまざまな人の暮らし・考え方を発信しています。Twitterでも最新情報をお届け。みなさんと一緒に、自然体を考えられたら嬉しいです。https://twitter.com/soramido_media

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